不動産業界は専門用語や法律用語ばかりで、初めて耳にすると理解しにくい言葉が多いです。
例を挙げればきりがないですが、瑕疵、囲繞地通行権(もはや読めない)などなど・・・
そんなこともあり、お客様に対しては噛み砕いて分かりやすく、物事に例えたり、言い換えたりしてご説明するようにしています。
よく言った、言わないなんかのトラブルはよく聞きます。
私も苦い経験があるのですが、以前勤めた会社の上司に口酸っぱく言われたことが、「ちゃんと伝えたのか」ということでした。
「言う」ことは自分から発するのみですが、「伝える」ということは自分が発する言葉を理解して貰えて、初めて伝わったことになります。
今でも心掛けているのですが、本当に大事なことです。
重要事項説明書など、ご契約時の書類は事細かく記載しておりますが、その文章だけを読んだとしても理解していただくには困難な言葉(契約書類なのでしょうがないのですが・・・)ばかりなので、いかに腑に落ちるようにご説明するか。
普段からお話するときももちろんそうです。
「言う」のではなく「伝える」
基本的なことですが、私の心とメモ帳に刻まれている恩師からの大事な言葉です。