司法書士の先生方からの紹介でお客様をご紹介いただく際、基本的には相続された「後」が多いです。
ご売却を前提に相続されるとか、売却はしなくともとりあえず相続しようとか理由は様々です。
ただ、私が査定させていただくと、将来的に売却することが難しい不動産が頻繁にみられます。
例えば山。
芸人のヒロシさんが購入されたことでテレビで目にすることはありますが、基本的に売却は難しい・・・
太陽光パネル設置事業者様もないことはないですが、ほとんど購入希望者はいないと考えたほうがよいです。
過疎地なんかもそうです。
宮城はまだしも、都市部の人口は減少一方ですので、場所によってはやはり難しい。
なんでそんなことが起きるのかというと、相続時に場所を知らないお客様があまりにも多いということ。
個人的にびっくりなのですが、相談された後に「へー、こんな場所なんだね」と言われることもよくあります。
自分でお住まいになられたり、売却できればよいのですが、万が一手放すことができない、つまり売却することができなければ、ご自身の相続人が相続放棄をしない限り、原則永遠に引き継がれてしまいます。
負動産とはよくいったものですが、負の連鎖になってしまう危険性があります。
なんでそんな不動産を相続したの?とご家族に言われても、相続してしまったら後の祭りなのです。
相続される前に自分で不動産をある程度調べておく、不動産業者に聴いてみるといったことで簡単に予防できるので、売る気がないから聞き辛いなぁ、と感じられる方でもお気軽にご相談ください。
ご自身のみならず、ご家族、お子様、お孫様に引き継がれる問題になる前に調べておきましょう!