皆さまが生活に利用する何気ない道路。
実は種類があります。
よく耳にされるのは公道、私道だと思います。
公道は国や市町村が所有・維持管理を行う道路、私道は字のごとく個人の方が所有・維持管理を行う道路です。
どちらも一長一短あり、前者はたとえ道路陥没があったとしても役所が直してくれますが、交通量は基本的に多い。後者は皆さまで維持する必要があり、費用が発生する可能性がありますが、原則的に所有者しか通行できないため、交通量は少なく、公道より安心。
こっちがいいです!と簡単にいえるものではなく、お客様のライフスタイルによって変わるものです。
気にされる方はほとんどいらっしゃらないと思いますが・・・
ただし、売却される場合、私道は気をつけるポイントがあります。
それは道路の持分を持っているかどうか。原則、私道を利用するには持分が必要です。昭和の年代に造成された地域は稀に持分が偏っていたり、持分を持っていない方が生活用道路として利用していたりする場合があります。
原因は、現在のように測量技術が発達していなかったこと、新築する際の建築確認申請では道路持分をみられないこと、誰もが法律を遵守しているわけではなかったことが考えられるようです。
解決策としては、道路持分がなかった場合、道路の通行承諾を取得すること、持分をどなたから買い取ることがあります。
ただ、一般のお客様が行うには難しいことばかりですので、不動産業者にご相談されることをお勧めいたします。
気にしていていなくても大事な道路。
売却の際はとても重要です。